神領支社#02回想

これまでの経緯

前回の#01で掴んだ株主をいかに手放すことなく進めることができるかが重要になってくる2回目の動画。当時のA列車動画界の「A列車で行こう9特需」はすざまじいものがありました。
少しでも多くの株主を定着させたい…そこで神領支社が取った行動は、連日うpすることで多くの方に引き続き見てもらうということ。休日返上で動画を作りました。
特に前回の奈須支社では1話と2話で11日ほど開いており、結果として2話の視聴者が1話の30%程度にまで減ってしまいました。今回、連日うpした結果かは分かりませんが、延べ約60%の視聴者を今回の動画に引きこむことができたのです。

ちなみに、#01は発売前に殆どの部分を作っていたのですが、今回以降は殆どゼロからの制作でしたので大変だったのを覚えています。


以下ネタバレを含みます

動画のポイント

■01_OP・プロローグ

前回同様、みなみけで始まると思いきや、「恥ずかしいセリフ禁止!」でカット、OPに飛ぶという構成。実はOPもA9発売前に作っていました。#01ではサムネのために数秒だけ表示するという方法を取っていましたが、今回からはOPを流しその中からサムネを抽出しています。
サムネイルを固定する方法はニコ鉄外の会社で割と良く見られます。サムネホイホイ出来なくなるのが欠点ですが、1つのブランドイメージを確立させることができるメリットがあります。

OPのBGMはfripsideのintroduction。当時私がNaoのfripsideをよく聴いていたのと、早い段階で音程が一気に変わることから場面転換に向いている(=OP向きである)ことが決め手。OPのお天気カメラ映像からそのままプロローグに突入するスタイルを確立しました。
発売前から、まずは新要素の電力に触れておこうというのは考えていたので、敢えて停電状態を引き起こしています。

■02_説明

前回に引き続き、事業説明会。今後数回はこの展開で落ち着くことになります。
導入で説明してから、実際に工事シーンを見ることでより分かりやすいモノになっているかと思います。

■03_工事シーン

まずは説明でもあった発電所建設。発電所を作る意味を説明した後なので「なぜ建設するのか」が明確になってるのがポイントです。
その後はニコ鉄の定番とも言える延伸工事シーン。
当時の仕様で、1番線基準でしか駅を建設できない…といったものがありましたので軽く触れつつ、初見の方にも優しいように「わざと1倍速」で工事を進めています。1倍速で動画を作るにはムダが許されないので、十数度のリテイクをしました。勿論、この回に関係なくほぼ全ての回で何度も撮り直して理想の映像にしています。この辺の隠れた努力があったり。
最後の工場・資材置き場のシーンは、(時間進行を止めなかったため)夜になってしまったのが悔やまれます。なんでここ撮り直さなかったんだろう…。

BGMは煉獄庭園さんの楽曲を使用。気づく人が居るかは別として、工事シーン=煉獄庭園でこの後定着します。

■04_アイキャッチ

今回のアイキャッチJR貨物EF210。どこも加工していない手抜きです(笑)JRFの部分くらい修正すればよかったかな。

■05_車窓

前回と異なり、雪・夕暮れのシーンでの車窓。前回とほとんど同じ区間だったので敢えてこのようなものを選択しています。
また、車窓画面の表示デザインも変更。車窓では常に同じスタイルで挑んでいる方も見受けられますが、やっぱり飽きると思うので今回以降、一度として同じスタイルで車窓を流している箇所はありません。安定感を重んじる神領では貴重な、変化が激しい部分です。
全体通じて固定ではなく、変化させる場所では変化させることも大事かなと。

BGMはA列車で行こう9の中から採用しました。

■06_エンディング

前回と同じエンディングです。今回からサビ部分のみになります。

今回の開発内容

発電所について

いきなり街中に火力発電所を建設しちゃいます。私が、資材同様電力も影響範囲あるのかなーと勘違いしていたのが原因だったりするわけで(ぉ
その辺はリサーチ不足といいますか、発売直後の罠ですね。
建設に際しては、地下に予め(マップ作成時に)資材置き場を作り資材を貯蓄してあります。その辺のフォローがなってなかったなと反省しつつ…。

■中央線延伸(長点上機〜大府)

神領の最終型では高架複々線、中心部ともなる区間です。
大府駅は将来の急行等の運行に備え、待避設備を有する駅として建設。武豊線建設に伴う高架化までこの状態が続くことになります。
駅間が短いのはちょっと失敗したかな、と思いつつも岩崎支社からの伝統でもあると言えるでしょう。

■貨物の設定

トラックという手段もありましたが、ひとまず資材供給のスタンダードである貨物列車で運行。推進運転をすると最高速度が落ちる仕様なのですが、デルタ線を作るスペースがなく、また将来は貨物の運行を行わない予定だったので暫定的に推進運転としました。

今回建設した駅と元ネタ

今回より動画でフォローできなかった、駅名の元ネタについても触れていきます。
wikiに記載していますように、アニメ・ゲームの舞台名or元となった地区が元ネタとなっている駅が殆どです。

終わりに

前回から連日うp、急造で作った感の否めない今回。今思えば反省点も多々あります。
しかし、この時の努力はムダではなかったなあ、と後の神領を見て思うのです。