神領支社ダイヤの裏側 日中編

今回は回想をお休みして、神領のダイヤについて触れてみたいと思います。

神領のダイヤは、現実の私鉄のようなダイヤを目指して組んできました。
まあ、所詮はゲームで30倍速にデフォルメされたものなので限度はあります。ですが、やっぱりリアルなモノ(ダイヤ)を作りたいじゃないですか!


以下ネタバレを含みます

最近のダイヤのトレンド

リアル私鉄のダイヤ

現実のダイヤ(特に日中時)の最近のモノの特徴として、以下のことが挙げられます(あくまで私見です)。

ほぼ必須事項

  1. パターンダイヤ(10分/12分/15分/20分などが主流、同じパターンを繰り返すことで分かりやすいダイヤに)
  2. 上下対称ダイヤ(優等が設定されている路線の場合、上下で退避する順番や場所がほぼ一緒)

できれば加えたい(?)要素

  1. 緩急接続重視(優等と普通の接続を円滑にします。京成の東中山とか千住大橋たいに、利用者が少なくても優等が停まる駅は増えています。)
  2. 優等は1種別(最近地味に多いパターンです。複雑化を避け、速達便と普通電車の2択とします。)
  3. 末端は各駅停車(車両数・運用数を減らしコスト削減するため)

まあ他にも色々あるんですけど、とりあえずこんな感じですね。

A9化するには?

A9でも「上下対称なパターンダイヤ」を作ることが一番シンプルかつリアルになると思います。
30倍速だと日中1時間や2時間等、450倍速だと1日丸々使ってパターンを組めばいいんです。
ただしパターンにすると、どうしても終着駅で時間調整をすることが多くなるため負担が高くなってしまいます。神領では、柵川・光が丘がいずれも4線と比較的折り返し容量には恵まれているためあまり苦労しませんでしたが、末端駅のホーム数が少ないと大変かもしれません。

もちろん、上下非対称で非パターンダイヤというのも面白いと思いますが、私の考え方ということでひとつ。

神領の日中ダイヤ

前置きが長くなりましたが、ようやく本題です。
[:W200]

赤 :特急
茶 :エアポート特急(以降エア特と表記)
薄青:急行
青 :エアポート急行(以降エア急と表記)
黒 :普通

運行形態

上の図は、中央線の日中2時間を示したダイヤグラム。ちょっと分かりにくいですが、2時間でパターンを組んでおります。
1時間ごとに

  • 特急1本
  • 空港線系統(エア特orエア急)1本
  • 普通2本

1時間に4本の構成。種別で数えると普通含め4種別あることになりますが、ダイヤ上は優等か普通かの2択となっている日中。
案外本数が少なく感じる方は多いと思います。日中に関しては本数(=輸送力)を稼ぐのではなく、シンプルなパターンに仕上げています。
実際にはこれに常盤台〜大府の間で武豊線が普通1.5本と急行0.5本、満弦ヶ崎〜米花町の間でエア急が0.5本混ざったりとややこしくなってるわけですが、本質は変わりません。

運行パターン

中央線・空港線系統を見ていきます。武豊線直通は省略!

優等列車は上下とも2時間の間に

  • 特急  : 常盤台で普通と連絡と各務台で普通を通過追い越し
  • エア急 : 常盤台で普通と連絡
  • 特急  : 常盤台で普通と連絡と各務台で普通を通過追い越し
  • エア特 : 常盤台で普通と連絡と各務台で普通を通過追い越し

の4本1組。4本とも30分ごとに同じスジを使っていますが、エア急は各務台で満弦ヶ崎デルタ線の兼ね合いで時間調整をするため、少しズレます。
日中ダイヤでは待避設備は常盤台〜大府間の複々線と各務台しか使っていないのもシンプル化する一因ですね。


普通電車は上下とも、2時間の間に

  • 常盤台で特急と連絡、各務台で待避なし(満弦ヶ崎発着)
  • 常盤台でエア急と連絡、各務台で特急の通過待ち
  • 常盤台で特急と連絡、各務台でエア特通過待ち合わせ
  • 常盤台でエア特と連絡、各務台で特急の通過待ち

こちらも優等に対応するように4本1組で構成されています。
つまり…常盤台での緩急接続と、白銀市では各務台で追い抜いた(追い抜く)普通に乗換できることがダイヤ上のメリットです。(直後にエア急が来るスジの普通は満弦ヶ崎まで逃げ切ります)
光が丘を特急の5分後に出た普通が、常盤台で1時間後に光が丘を出た特急に追いつかれてしまいます。特急めっちゃ速いですね。


全体を通じて変則的な運用がほぼ無く、非常に分かりやすい/覚えやすいダイヤになっているのが特徴・・・ですかね。

結局のところ

動画でこんな細かいことを伝えると、1本丸々消費してしまいかねないので、車窓とお天気カメラのみの紹介にとどめています。
本当は日中にも本線の急行を残す予定だったんですが、ダイヤ的に厳しいのとあくまでシンプルさを追求した結果、現状のダイヤに落ち着いたというエピソードがあります。

何気ない日中のダイヤも色々と考えて作られているんですよ、ということでダイヤを組む際は是非参考にしてみてください。
ちなみに、450倍速で組む場合はいっそ夜を無視して、この日中の考えをそのまま適用してみるのも悪くないかなと思います。